環濠集落の八幡山遺跡については過日紹介しました(http://blogs.yahoo.co.jp/rekisi1961/54202751.html)。
調査結果から、出土土器群はA群・北陸系、B群・東北系、C群・折衷在地系の土器が出土し
八幡山遺跡でまとまってC群が出土し調査者は「八幡山式」と設定している。
土器群はC群の外来系の東北南部の土器の影響を受けた土器に縄文を施さずハケ目調整されたもので、
本遺跡で定量出土した。八幡山1期新段階から4期にかけてみられる「ハケ目地文」の2期~広口長胴壺は
この遺跡で特徴的で類例として福島県会津の屋敷遺跡・桜町遺跡、稲荷塚遺跡などでみられるという。
引用参考文献
2001「八幡山遺跡発掘調査」新津市教育委員会
2005(渡邊)「新潟県における高地性集落の解体と古墳の出現」新潟県考古学会
C類・・八幡山式土器